システム利用時のSSOの意味について
システム利用時のSSOとはSingle Sign Onの略ですが、どのような意味かというのは、あるユーザーが自分のパソコンを利用して複数のシステムを使い分けて仕事をするケースを考えて見ると分かり易いでしょう。
このような仕事の進め方はごく普通に発生する事柄でしょうが、パソコン自体にログインする際にIDとパスワードが必要になるでしょう。
次に、個々のシステムにアクセスする際にもやはり当該システム専用のIDとパスワードが必要になるはずです。
もちろん、ワードやエクセルのように初めからパソコンにインストールされているソフトウェアを使う際には毎回毎回IDやパスワードは不要ですが、それ以外の会社や部門特有のシステムにアクセスしようとする際には常にIDとパスワードが必要になるはずです。
これはシステム的に必要だからこそ求められているわけですが、ユーザーの立場からすると非常に大変です。
全てのIDとパスワードを覚えておく必要があるからです。
ここでSSOの仕組みを導入すると、最初にIDとパスワードを入力してパソコンにログインしさえすれば、その後はそのパソコンの電源を切らない限りは各システムへのログイン時にIDやパスワードは求められません。
あるいは、求められたとしても当該システム特有のIDとパスワードではなく、パソコン自体にログインする際と同じIDとパスワードを使うことができ、管理したり覚えておいたりする手間が大幅に削減されます。